【まほやく】モデルになった国はどこかを検証~中央・南の国編~

魔法使いの約束には、中央の国、北の国、東の国、西の国、南の国の5つの国が登場します。

それぞれ自然や地理、文化、住んでいる人のタイプ、食文化なども違う様子。

読みながら「どこかモデルになっている国はあるのかな…?」と思ったことはありませんか?

まほやく世界の各国、リアルな世界で言えばどの国にあたるのかを考えてみました。

中央の国はフランス?

中央の国はフランスっぽいなと感じています。

理由その1 ファウストの好物がガレット

中央の国出身のファウストの好物がガレット。ガレットはフランスの料理です。

理由その2 火あぶりになってから聖者になったファウストとジャンヌ・ダルクが重なる

革命軍を指揮したけれどアレクとの間に誤解が生じ、火あぶりになったファウスト。現在は聖人としてあがめられています。

一方、15世紀のフランスに実在したジャンヌ・ダルクはフランス軍に加わってイングランド戦い勝利を収めたものの、捕虜としてイングランドに引き渡され19歳で火刑に処され命を落としました。しかしその後、フランスで復権裁判が行われジャンヌは無罪が確定。

現在、ジャンヌ・ダルクはフランスの守護聖人であり、カトリック教会の聖人でもあります。

ジャンヌの辿った運命とファウストの過去が重なりませんか?

ちなみに、魔法舎はチェコにあるフルボカー・ナド・ヴルタヴォウ城がモデルだと思われます。

薄く、フランス~東欧、というイメ―ジなのかもしれません。

フルボカー・ナド・ヴルタヴォウ城公式サイト

南の国は西アジア~東南アジア?

南の国は、トルコ、イランから中央アジアにかけて、さらにタイのほうまでカバーしているような雰囲気です。

理由その1 ヒウカーオはタイ語

レイタ山脈のスポットエピソードだったかサブエピソードだかに、レノックスが好きだった喫茶店「ヒウカーオ」の話が出てきます。

ヒウカーオはタイ語で「お腹がすいた」です。

理由その2 星空に手が届きそうな高原はパミール山脈?

さて、そのレイタ山脈は、レノックスが羊を放牧しに行く場所です。

かなり険しい山ですが、空がとても美しいという描写が多く見られます。

これ、世界の屋根と言われる標高5000メートルを超えるパミール高原をイメージしているのではないかと思われます。

パミール高原(タジキスタン)

パミール高原はアフガニスタン、タジキスタン、中国にまたがる広い高原。

また、西アジア~中央アジアの広いエリアで羊の放牧がおこなわれています。

理由その3 病の沼はタイ?

病の沼は「熱くて湿度も高い」「日本の夏のような気候」という表現があることから、東南アジアを連想させます。

レイタ山脈にタイ語の「ヒウカーオ」が出てきたことから、タイやその近辺(ベトナムなど)に近い印象かもしれません。

理由その4 岩だらけの土地で力を合わせて暮す人々

南の国の印象を、ミスラは「岩ばかり」「見るものがない」と語っています。

自然が厳しい分、人々は力を合わせて生活をしていて、南の国の人々は人懐っこさや人の良さが感じられる描写が多いですよね。

この自然環境と人の特性がまさに、西アジア~中央アジアの岩や石が多い砂漠地帯と、その合間に点在するオアシスに街を作って暮らす人の様子を連想させます。

西アジア~中央アジアの砂漠は、サハラ砂漠とは違って砂より乾いた大地に岩や石が転がる砂漠が中心です。

イランの国道沿いの砂漠

そんな中、羊を放牧する人々がいて羊の毛から毛織物を作りだします(どこかに南の国の織物についての記載があったような…)

経済的に大発展している地域でもないため、人々は素朴でフレンドリーです。

さらに、雲の街のお茶が何度か出てきていますが、「チャイ」という言葉はペルシア語発祥でそこから各地に広がったそう。トルコも今はコーヒーが有名ですが、それはここ数十年の間の話で、それまでは人々は皆紅茶を飲んでいました。

南の国の「乾いている」部分の自然、人々の性質、食、文化は西アジア~中央アジアに通じていると推測されます。

北・東・西の国は?

北・東・西は中央や南ほど「これ!」というところがわからなかったので、かなりあいまいで予想の部分が多いのですが、少しだけ。

北の国のモデルはロシア?

雪と氷に閉ざされた極寒の北の国は、ロシアっぽいですよね。

オズの城からオーロラが見えること、オーロラは北極圏・南極圏で観察されることを考えても、

ただ、オズの好物のポトフはフランスの家庭料理なんだよなあ。

フィンランド、スウェーデン、ノルウェーもなんだかイメージ違うし、アラスカ、カナダという感じでもない。

北の国はロシア以外思い浮かびません…

東の国のモデルはドイツ~極東?

ブランシェットがドイツ語なのでドイツをイメージしている部分があるかと思われます。

また、「生真面目、頑固」と言われるドイツ人の性質にも東の国は通じる部分がありますよね。

けれど、東の衣装はチャイナ風。

また、細かい装飾が得意、人見知り、シャイ、決まりやルールが大好き、という東の特徴は日本をイメージさせます。

東は水がきれいで新鮮な野菜が収穫できる地域。

このあたりはヨーロッパより中国~日本っぽい印象です。

西の国のモデルはイタリア~アメリカ?

陽気で楽しいことが大好きで、科学を発展させた西の国。

貧富の差も大きいけれど、金持ちはめっちゃ金持ちっぽいです。

ラスティカの名前(ラスティカ・フェルチ)がイタリアを連想させますが(メディチ家からの連想)、イタリア人の「楽しいことをめいいっぱい楽しむ」性質や、著名な音楽家をたくさん生み出したこと、ファッションの聖地でもあることが西の国と繋がります。

その一方、ニューヨークやラスベガス、ロサンゼルスのようなアメリカの「ザ・アメリカ」らしい雰囲気も西の国にはあるように感じられます。

科学を発展させ世界を手中に収めようとするところなんかは、まさにアメリカっぽいと言えるのではないでしょうか。

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