【2020年6月】女性向けゲームアプリ 売上ランキング

早くも2020年が半分終わってしまいました!

2020年にリリースされたゲームが軒並み大人気となり、女性向けゲームアプリ市場は去年までとは全く違った様相となっています。

前月に引き続き、今回もセルランさんが発表している暫定の6月売り上げ予想額をもとに、ランキングを発表させていただきます。

「今、もっとも売れている女性向けゲームアプリ」「売り上げからみた、もっともおすすめの女性向けゲームアプリ」はこれだーー!!!

ツイステが驚異の売り上げを記録

こちらが2020年6月の、女性向け&乙女向けゲームアプリ売り上げ予測です。

1位 ツイステッドワンダーランド 25.04億

2位 あんさんぶるスターズ!Music 10.21億

3位 アイドリッシュセブン 2.9億

4位 A3! 2.40億

5位 うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live 2.20億

6位 ヒプノシスマイク-A.R.B- 2.13億

7位 イケメン戦国 1.83億

8位 魔法使いの約束 1.72億

9位 スタンドマイヒーローズ 1.41億

10位 あんさんぶるスターズ!Basic 1.33億

ツイステが推定25億の売り上げ達成という、ちょっと信じられないような金額を打ち出し、他を大きく引き離してトップに。

それを追うのが、あんスタ!Music。こちらも推定ですが、月間約10億の売り上げをあげていて、長い間乙女向け&女性向けゲームの売り上げをチェックしていた私も「冗談でしょ?」という金額です。

だって、今までってどんなに売れていてもせいぜい月間3億程度だったのに……

女のオタクたち、どこにそんなお金を貯め込んでたの?

それとも新たなユーザー層が流れ込んできてるの???

金額の大きさに、ビックリしています……

 

3位以降は2億~1億と、これまでの売り上げとほぼ同じ額を記録しているので、それ以外のゲームへの課金額が減っているというわけではありません。

ツイステとMusicがモンスターアプリになっているというだけのこと。

個人的には、ヒプマイARBが意外というか残念。期待値が大きかっただけに、あれ?という順位と金額ではあるのですが、ゲームをプレイしてみると納得できる部分も。

ツイステッドワンダーランドとあんさんぶるスターズ!Musicが爆発的に売れてる理由

これは、上記ランキングに入っているゲームをダウンロードして一通りプレイしてみるとすぐに分かるのですが、ツイステとMusicだけ、アプリの完成度がずば抜けているから、だとしか言えません。

ツイステはさすがディズニーの細かさで、随所に隠しミッキーがいたり、キャラ設定が凝っていたりストーリーのボリュームが厚かったりと、飽きさせない工夫がいっぱい。

Musicの「自分が選んだキャラが画面で1曲まるまる美麗画像で踊る」システムは、他の音ゲーを大きく引き離しました。

いずれも、メーカーがお金と時間を注ぎ込んでいることがわかる充実っぷり。

女性向け・乙女向けアプリゲームは、2~3年くらい前までは「リリースすれば売れる」「人気が出る」と考えられていて、ほんとうにたくさんのゲームメーカーがアプリを出しましたが、飽和状態になり次々とサービス終了していったことも記憶に新しいです。なかには明らかに手抜きというか、突貫工事でリリースされたゲームもあって、配信開始後の連続メンテなんて常識でした。

それから数年。丁寧に作られたことがはっきりとわかるゲームがこうして伸びている様子を見ると、ユーザーも「いいアプリ」「いいゲーム」を待っていたのだなあと感じます。

また、長い間「刀剣乱舞」「アイドリッシュセブン」「あんさんぶるスターズ!」「A3!」の4強状態が続き、それに飽きてきたユーザーが新しいものを求めたタイミングに、ちょうど素晴らしいアプリが配信されたからだったのかなとも思います。

ただ、ツイステとMusicの成功により、女性向け&乙女向けアプリは「お金をかけた完成度の高いアプリでなければヒットするのは難しい」ことも明らかになりました。

資金力のあるメーカーでないと、女性向けコンテンツに手を出すのは厳しい、これまで以上に準備にお金をかける余力があるメーカーでなければゲームを作っても失敗する可能性が高いことから、新たにこのジャンルに加入したり、ゲームをリリースするのが難しくなってしまったのでは、とも感じます。

いずれにせよ、たぶん2~3年もするとユーザーもまた飽きてくるので、その頃、どんな面白いアプリが出てきて、ユーザーが飛びつくのか。

それもまた気になります。

ちょっと気が早いですけどね。

巻き返しなるか、ヒプマイARB

ツイステもMusicも2020年3月に配信されたゲームですが、同じ3月配信で、私が最も期待し注目していたのが「ヒプノシスマイク-ARB-」でした。

アニメファン・声優ファンだけでなく、音楽ファンも取り込んだモンスターコンテンツのヒプマイが満を持して放つアプリということで期待していたのですが、蓋を開けてみると、それなりの売り上げはあるものの、ツイステとMusicからは大きく引き離されてしまった格好。

いったいなぜ?という疑問に、一番的確に答えてくれるのはユーザーでしょう。

他のアプリにはほぼある「カードを所持した人だけが読めるストーリー」が、アプリ配信当初からずーっと鍵付きのまま解放されず、カードを手に入れても「カードがある」「音ゲーに使える」というだけで、それ以上のワクワクするメリットがないのです。

ユーザーが課金するのって、「どうしてもこのカードが欲しい!」と思うからで、絵だけの電子データに万単位のお金をつぎ込むかというと……難しいのではないかと。

イベントストーリーはディビジョンを越えたキャラ同士のやり取りや、メインストーリーでは見えない”普段の顔”が見えて大変良いのですが、カードストーリー早く解放してくれないかなあ。

ヒプマイは、カードストーリーを実装すれば、一気に巻き返せるんじゃないかと思うのですが。

運営さん、早く……!!!

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