声優になりたいけれど、髪は染めないほうがいいのかな。
ナチュラルな黒髪のほうが好まれる?
養成所のオーディション前や所属オーディションの前に髪型や髪の色で悩む人も多いようです。
声優の卵(卵候補)に対しても、髪型や髪の色にはうるさく言われるのでしょうか。
業界の「暗黙の了解」のようなものがあるのでしょうか。
業界の”本音”をお伝えします。
髪型・髪色は、似合っていて清潔感があればOK!
確かに昔は黒髪が好まれた時代もあり、「女性なら清楚に黒髪ストレートロングヘアが良い」という時期もあったのですが、今はかなり自由です。
「黒髪でなくてはいけない」
ということもないですし
「茶髪だとオーディションで落とされる」
ということもありません。
黒髪が有利ということもなく、大切なのは「似合っていて、清潔感があるかどうか」です。
ですから、髪を染めていても問題ありません。
ただ、
- ブリーチを繰り返して髪の毛がパサパサ
- 暫く染め直していないから根本がプリン
- 寝ぐせで髪が跳ねている
- いつ洗ったか分からない髪
という、手入れをしていないような髪や不潔な印象を与える髪はNGです。
実際に、華やかな雰囲気と顔立ちの女性が金茶色の巻髪で所属オーディションを受けた例を知っていますが、彼女は無事にオーディションを通り所属できていました。
これは、彼女の顔立ちや服装を含めた雰囲気に合っていたからで、金茶色の髪が西洋人形のようなかわいらしさを醸し出していたためOKだったといえます。
また、当然ですが基本的な発声や活舌、演技もクリアしていたからです。
とはいえ、「感じの良さ」が求められる業界なので、奇抜な髪型・髪色は避けるのが無難
そうは言っても、あまり攻めたファッションは避けた方が良いのが声優業界です。
声優の世界にはまだ戦争していた時代を知っているような大ベテランもたくさんいますから、昔から変わらず指示される「感じの良さ」が基本的には求められています。
- ギャル・ヤンキー系、ホスト系、お水系はNG
- 露出の多い服装はNG
- 派手過ぎるのは避けた方がいい
声優を志す人にはあまりこういうファッションの人はいませんが、避けたほうが良いでしょう。
人気声優になると金髪や派手な髪型にしている人もいますが、それはもう、その人が「業界で成功した人気者になっているから許されている」だけ。
新人や新人にもなっていない声優の卵なら、「かなりご年配の方にも好感を持って貰えて、かわいがってもらえそうな髪型や服装」を心がけるのが無難です。
オーディションでは華やかなかっこうでもOK!印象に残ることが大事
とは言っても、オーディションではどんな服を着ればいいんだろう、どんな髪型にすればいいんだろうと悩む人もいるでしょう。
オーディションでは「明るくて親しみやすそうな人」「仲間として一緒にやっていきたいと思える人」として印象に残したいので、
- フレッシュなイメージを与える白や明るい水色、女性ならピンクなどの服
- 顔色が明るく見える黄色やオレンジ、華やかな赤もアリ
- フリルやレース、シフォンの服もOK
- 適度に流行も取り入れているとなお良し
- しわがないようにしっかりアイロンをかける
- 靴を磨いておく
- 髪もバサバサしないように、ワックスやジェル、スプレーで固めておく
このあたりをイメージすると良いでしょう。
逆に避けたいのは
- 黒や濃いグレー、茶色などの沈んでしまう色
- くすみ系の色(白っぽいグレージュやピンクベージュなどは可。暗い色がNG)
- あまりに流行からズレた服
- 冬場でも女性のロングブーツは避けたほうがいい
- 男性が革靴を履く場合、つま先が尖った靴は避けた方が良い
「フレッシュさ」「軽やかさ」「思わず話しかけたくなるような感じ」をイメージし、老若男女誰からも好感を持って貰えそうなスタイルを目指すと良いでしょう。
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