例のごとく、こちらネタバレの宝庫です。
ストーリーを読むのを楽しみにしている人はここで回れ右して下さい!
八乙女事務所を辞めたTRIGGERは、気持ちも新たに動き出す準備を始めます……
天が九条とTRIGGERを守る方法
さて、怒涛の3部14章は、九条の家から始まります。
インディーズになったTRIGGERを抜けてソロになるようにと天に命じる九条でしたが……
天はきっぱりとそれを断ります。
以前から精神状態が不安定になっていた九条が取り乱すなか、天は落ち着いた声で
「僕は、TRIGGERも九条さんも捨てない、TRIGGERを抜けないことでそれを証明する」と告げるのです。
九条がおかしくなったのは、ゼロがいきなり姿を消してしまったことが原因だったんですものね……。
天の言葉に自分を取り戻した九条は、天がTRIGGERのままインディーズで活動をすることを了承します。
タレントとして、人として、筋を通す天が、周囲の人々に確かな安心感と幸せを与える存在なのだと分かるワンシーンです。
さて、一方、百の「アナーキーな計画」は三月を巻き込んでひっそりと(?)開始されました。
インディーズとしてのTRIGGERが選んだアドバイザーは、あの人
さて、一人暮らしをしていた龍之介と楽は家賃がかかりすぎる家を出て引越しをしました。
会議室がないTRIGGERの面々とマネージャーの姉鷺は喫茶店で打ち合わせをすることに。
姉鷺の計画は、ツクモの手が届かない場所でTRIGGERを話題にし、人気者にすること。
さて、この新生TRIGGERが打ち合わせをしている喫茶店ですが……
まだ高校生だった千と万理が出会った喫茶店……と、同じ背景です(笑)
まあ、ここで繋がりを求めたい1ファンとしては、
かつてインディーズで現在は押しも押されもせぬトップアイドルであるRe:valeがスタートした喫茶店で、再スタートするTRIGGERの初打ち合わせの場所になるのは、なんか未来を暗示しているようでいいなあ、なんて思ってしまったわけです(笑)
話は戻りますが、姉鷺は全国のライブハウスを回ってライブを行うことを提案します。
しかし今までは数千人規模のコンサートホールでコンサートをする経験しかないTRIGGER。
そこで、インディーズを知っているアドバイザーとして招かれたのが、元Re;valeの大神万理だったのです。
万理と一緒にキャパ数百人のライブハウスを見に行くTRIGGER。
けれどどれだけのファンが来るか分からず、人が殺到しすぎれば周辺の住民とトラブルになり新たな火種を撒く結果にもなりかねません。
慎重に再スタートを切る方法を模索した結果……
新宿駅東口で、ゲリラ路上ライブ
姉鷺が思いついたのが、繁華街でゲリラ路上ライブをやって、さっとハケることに!
選ばれた場所は
これ、新宿駅の東口です。
雨が降る中、再スタートとなるライブの前に語り合う3人。
そして3人はステージに向かいます。
偶然、車で通りかかった陸とマネージャーはTRIGGERに気づき、こっそりと車を降りて観客の中に混じるのです。
雨の中、沸き立つファンを前にライブをしたTRIGGER。
ライブが終わったあとの天の瞳からは涙が……
天が観客に向けて放った言葉は、感謝と、音楽・パフォーマンスをすることに対する愛でした。
それを見ながら「自分は何のために歌を歌うのだろうか」と陸は自問自答します。
嗚咽を耐える天を隠すようにして、その場を去る楽と龍之介。
完璧なアイドルである天が見せた涙は、TRIGGERの音楽への想いが凝縮されたものであることに間違いありません。
陸がモンスターである理由
さて、以前九条から「陸はモンスターだ」といわれた一織は、その言葉の意味をずっと考え続けていました。
その答えを、アイナナ1周年ツアーの最中に知ることになります。
ライブ中、天の涙と想いが胸にあった陸は突然泣き出してしまうのです。
すると……
会場のファンが陸に同調するかのように、いっせいに涙を流しはじめます。
陸の感情に巻き込まれるその場にいた全ての人々。
そこに一織は、陸が「モンスター」ある意味を悟るのです。
陸の恐るべき訴求力に畏れを感じた一織はマネージャーにそれを訴えます。
というところで、14話は終了……。
陸は強力な武器である反面、良からぬことをたくらむ奴らによって悪用されるととんでもないことになる、ということですよね。
陸が無邪気で悪意が無い人間だからいいけれど、もしうっかり「それって違うだろ」ってことをメディアを通じて表現してしまうと、恐ろしいことになりかねない、という意味だと思うのです。
この先どう展開していくのだろう……。
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