人気声優・津田健次郎とオトメイトがプロデュースした新しい女性向けゲームアプリ「ダンストリップス」
2018年3月15日にリリースされたばかりの、まだ新しいアプリです。
声優陣がとても豪華でグラフィックもきれい!
期待たっぷりで、さっそくプレイしてみた……のですが、ちょっと厳しいな、と感じる仕上がりとなっていました……
注目すべきは綺麗なグラフィックと有名声優達!
TMRの西川貴教が昨年「Bプロ」をプロデュースしたりと、乙女ゲーの世界にも有名人が手を入れつつありますが、なんと「ダンストリップス」はあの人気声優津田健次郎さんが原案と監修を担当されたとのことで、「うわ、声優さんもプロデュース業を始めたのか!」と驚きました。
ダウンロードして少しプレイをしてみたところ、驚いたのが、スチルがとにかくキレイなこと。
こちら、冒頭で出てくるショーパブの楽屋なんですが、すっごく細かく丁寧に描き込まれています。
キャラのイラストもきれいで見ていて楽しい!
こちらの背景は、とあるキャラの自宅という設定。
ゴシックな雰囲気ですが、やっぱりすごくスチルがきれいです。
ここまで丁寧に描きこまれていると、もう溜息しかでません。
キャラのイラストもきれいだけど、背景がとにかく……ハイクオリティ!
それから、ダンストリップスは声優陣も有名&人気どころを揃えています。
日向 樹(CV浪川大輔)
壁井 柚(CV 柿原徹也)
朔久間 柊(CV 羽多野 渉)
榎本 奈都(CV 藤原祐規)
桐谷 秋仁(CV 津田健次郎)
オランジュ(CV 森久保祥太郎)
攻略キャラは、日向 樹、壁井 柚、朔久間 柊の3名なので、津田健次郎さんのキャラは攻略できません(今の段階では)
これだけ豪華だと、声優さんのボイスを聞くためだけにでもプレイしてみようかなと思ってしまいますよね~!
ゲームの内容はとっても簡単、ミニキャラのグラフィックスも美しい
ゲーム自体はすごく単純で、ショーパブの厨房でで料理を作って客に提供するだけです。
こちらが料理を作る画面。
最初はミートソースパスタしか作れません。
パスタとミートソースをそれぞれ茹でます。
ゆでる画面では、お鍋が細かく動いて「芸が細かいな!」とため息。
それぞれ10秒でゆで上がるので、麺とソースがゆで上がったら……
料理をする、をタップして完成!
この料理をパブにいるお客さんのところへ運びます。
お客さんはミニキャラで、食べているしぐさなどもすごくかわいいです。
この料理を作っているあいだ、デッキを組んだカードにダンスをさせると、料理を作る時間を短縮できたり、お客さんからもらえるお金が増えたりします。
料理を作って出して儲ける効率が少し上がるだけで、踊っている彼らをタップしたりなどの、音ゲー&リズムゲーな要素はありません。
リセマラ不要!初回は何度でもガチャが引ける!
こういうゲーム、初回は無料でガチャを引いてカードを入手できるのですが、そこで強いカードや欲しいカードを手に入れる溜め、リセマラを繰り返す人もいますよね。
リセマラで最終的に欲しいカードを手に入れることもできますが、何度もやり直すのは面倒で辛い……
けれど「ダンストリップス」は
初回は自分が納得するまで、ガチャをやり直すことができます!!!
これってすごくないですか?
私は初回引いたカードがRだったのでもう一度回し……
SRの壁井柚を入手しました!
ただし、他のアプリは初回の無料ガチャが10連であることが多いのに対し、「ダンストリップス」は1回だけです。
ご注意を。
声優とイラストは素晴らしい、けれど肝心のシナリオが……
ここまでなら、豪華な声優陣がキャスト名を連ねていて、イラストもすっごく綺麗で見ごたえがあって、ゲーム自体も難しくなくて簡単に進められれそう、という印象なのですが……
シナリオが。
シナリオがちょっと、……厳しかった。
冒頭、何やらヒロインが酷い目にあった直後から始まるのですが、その描写が
「え、これ、コメディ?笑うところなの?」
という雰囲気で、「なんだか新しい!面白いかも!」と思ったんです。
けれど、描写は面白いのに、雰囲気はすごくダークで
……シュール?っていうか。
「笑うところっていうわけじゃなかった? べつに狙ってるわけでもない?」
という微妙な雰囲気……
スチルはすごくきれいで、なんだかちょっと微エロな展開も期待できそうなんだけど
……文章がめちゃくちゃ読みにくい!
ほとんどの文章が
……した。
……ている。
……だ。
と短くブツ切れで、次の文章に気持ちよくつながっていかないんだよね。
現在から急に回想シーンになるという場面が多く、時間軸が頻繁にずれる。それだけならいいんだけど、いつ時間軸がずれたのかというのが分かりにくい。
ヒロインはやたら暗くて、感情移入できなければ、好感も持てないのです……
なのに、ヒロインが置かれている状況はちょっとコメディチック(に感じられるけど、狙っているわけでもなさそうなので、笑っていいのかどうか分からない)という、ユーザー置いてきぼり感満載なシナリオなんですよ。
これは、あえて「シナリオも従来の乙女ゲームには無い、新しいスタイルでやってみよう!」と思ったのか、それとも経験不足のライターさんを起用してしまったのか……微妙すぎるわ。
と、思って……
調べてみたら、ライターさんもイケメンな方なのね。
テレビのシナリオを多く書かれている方のようです。
………でも、ゲームのシナリオは、セリフだけでなくてト書きの部分もユーザーは読むんだよ。
全部が心地よくないと、先にすすめないんだよ。
ゲームのシナリオは、ゲームのシナリオの経験が豊富なライターさんが書いたもののほうが良かったのではないかと……
もちろん、今のが良いという人もいるかと思うのですが。
私は継続してプレイはしないなぁ、というのが感想。
そして、
イラストがきれいで声優が豪華であることに加えて
シナリオが読みやすく、面白くて、ヒロインも好感を持てる人物であること
っていうのは、ハマるゲームの要素には絶対欠かせないんだよなあと思いました。
たとえば、最近レビューしたゲームと比較すると、
グラフィックの完成度の高さでは完全に「カクテル王子」のほうが負けてるけど、シナリオとヒロイン、という部分に目を向けると「カクテル王子」のほうが面白いし好感が持てる。
どっちを継続してプレイしたい?と聞かれたら、私はカクテル王子だなぁ。
渋い評価になってしまいましたが、
シナリオの重要性をひしひしと感じさせてくれた出来事でした。
って考えると、A3!のトムさんやアイナナの都志見文太さんが書かれるシナリオは本当に素晴らしいよね……
あのシナリオなら、絵も音楽もなくても、じゅうぶん完成されたひとつの作品だよな。
とりあえずダウンロードして、シナリオに抵抗を感じない方にはおすすめかも。
ダンストリップス Android版
ダンストリップス iPhone版
ドラマCDが無料で聞き放題
Audibleがすごい!★★★★