冬組第5回公演「剣に死す。」は丞が主演の時代劇でした。
時代劇で殺陣があるというところから、準主演は丞に次いで体力があり、身体能力が高いガイ。
女性の登場人物は、誉さんが立候補するもののあっさり却下され、東が担当することに……
肝心のストーリーは、誉演じる呉服屋の若旦那と紬演じる菓子職人が東さん演じる元芸者のおりんを巡る三角関係を演じるというエピソードも盛り込まれ、「おぉぉっ」という要素が多いストーリーになっていました。
「剣に死す。」では、引き抜きにあう丞の葛藤が……
さて、天鵞絨町の演劇界では一目置かれている俳優である丞。そんな丞が他の劇団の主宰から引き抜きの誘いを受けるというのが、第五回公演の柱となるストーリー。
当然MANKAIカンパニーに残るでしょ!?
と思いきや、丞はなぜMANKAIカンパニーで芝居を続けているのかという問いに答えられず「なぜなんだろう」と自問自答します。
そこから芝居に迷いが出てしまい、自ら「稽古を少し休ませてくれ」と提案するという物語。
まあもちろん、最後はちゃんとその答えを見つけ出すわけで、A3!らしいあたたかいストーリーになっていました。
仲間って素敵!
丞の兄はおまわりさんだった!
さて、このストーリーの中で、丞の兄が初登場します!
名前は冬雪。
紬とももちろん知り合いで、「つむ」「冬雪くん」と呼び合っていました。
紬のことを「つむ」と呼ぶ人がもう一人いたってことが、なんか新鮮だった……
彼は地元の交番のおまわりさんをしていて、丞たちの母校となる小学校の体育館が取り壊しになることを教えてくれます。その体育館は、丞と紬の2人が初めて舞台に立った体育館。
取り壊しの前に体育館で行われる催しに、MANKAIカンパニー冬組として参加し芝居を演じることになって……
というのが、第五回公演のストーリーのもう一つの軸です。
きっかけとなった舞台と、大人になった丞と紬。
感無量な物語でした……
さてこの冬雪くん、弟の丞のようにぶっきらぼうでもクールでもなく、親しみやすいキャラクター。
冬雪くんは冬組の他のメンバーとも会うのですが、丞と冬雪くんに対し、密が
「硬いのと柔らかいの」
とコメントしているのがツボでした!(笑)
たぶん、筋肉量だけじゃなくてね。
ストーリーの終盤では、冬組第五回公演の初日打ち上げで、監督と冬組メンバー揃って高遠家を訪問します。
そこで冬雪くんを交え、皆で麻雀をするという交流も!
冬雪くんの話しから、大学時代も丞の家には演劇仲間が集まってワイワイやっていたことが描かれていて、なんだか和みました。
姿は出てこないのですが、セリフだけ、母上も登場。高遠家の雰囲気が味わえて楽しかったです。
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