【ヒプノシスマイク】シブヤディビジョン、Fling Posse3人の関係性がすてき!

こんにちは、ライターのメリアです。

ヒプノシスマイク、アニメ化も発表されてますます盛り上がっていますよね! 今回はそんなヒプノシスマイクの中のシブヤ・ディビジョン、フリングポッセの魅力について語ります!

ポッセは3人の職業が魅力的💓

ヒプマイの面白いところは、ラップバトルの物語でありながら、登場人物がそれぞれ職業や所属を持っているところだと思います。職業がラッパーで朝から晩までラップの世界に没頭しているわけではなく、ラップとは全然別の世界を持ったキャラクターが生きている。それがヒプマイという物語に深みを与えているんじゃないでしょうか。

フリングポッセの三人の職業は、飴村乱数のファッションデザイナー、夢野幻太郎の作家、有栖川帝統のギャンブラーと一風変わったものばかりです。

ギャンブラーを職業と呼ぶかはともかく(笑)、この三つの職業は他のディビジョンとは毛色が違います。全員自由業なんです。

例えば麻天狼の三人は医師・ホスト・会社員、と嫌が応にも毎日同じ場所へ行って誰か他の人と顔を合わせて働く職業に就いています。

ところがフリングポッセの三人は、その気になれば自宅から一歩も出なくても、実際に誰とも会わなくても成立してしまう職業です。実際、コミカライズで描かれた三人の出会いは、それまで全く接点のなかった幻太郎と帝統を乱数が誘うという形となっています。この点、元々の知人や友人同士がつながっていく関係性とは全然違って、シブヤ・ディビジョンのすごく特徴的なところだなと感じます。

仕事以外の大人同士の人間関係は実は単純です。相手が気になるから、好きだから、会ってみたいから、時間を作って会いに行く。誰にも強制されない相手に自分の時間を割くのは、気になる人物だからに他なりません。そう考えると、フリングポッセの三人はそれぞれのことを興味深い人物だと思っていて、初めて出会う間柄にも関わらずその人間性を気に入ったんだと思います。この点が、フリングポッセがすごく素敵だ! と思うところです。

ポッセの3人が「関係」を継続している理由

もしシブヤの三人がお互いに興味を失ったら、チームが解散するだけではなく、人間関係も失われてしまうと思います。でもこの三人はそうなることなく、人間関係を続けている。これって、「好き」というプラスの感情を持っていないとできないことだと思います。

大人なのに、好きという素直で感覚的な感情を頼りに繋がっているフリングポッセ。そして、ここに所属する三人は基本的に素直に感情を言葉にする性格ではありません。特に夢野幻太郎は、二言目には「嘘ですけどね」と言ってしまうような真意の読めないキャラクターです。

「自分は嘘つきである」と宣言しそれを実行することは、その人の発言の全てをパラドックスに落とし込みます。発言が真実だった場合、彼は嘘つきということになり、発言が嘘だった場合には『嘘つきではない』ことになるのに『嘘つきだ、という嘘を言った』ことになります。つまりこの問題は、嘘つきかどうかが問題なのではなく、そう言っている人は自分の発言に対して他人から踏み込まれた時に、逃げる道を初めから作っているというところにあります。

「まぁ嘘だけどね」と言うのは他人をからかうためだけではなく、夢野幻太郎本人が自分を他人から守るために使っている言葉なんだと思います。この言葉一つとっても他人と一定以上の距離をずっと保っていたい人なんだろうなと感じます。

そんな彼が、チームとして一緒にいても良いと考えた飴村乱数と有栖川帝統との関係性は、単にチームと呼ぶにはかなり距離が近いように思います。ラジオでもかなりゆるやかな繋がりを持っていることが周知のこととして話され、ラップバトルの仲間と言うより友人と言えるのではないか? と思いました。

学校を卒業してから友達と呼べる人間に巡り合うことは難しい。それは大人の関係性に強制力がないからです。しかし、濃くなりつつある三人での人間関係を構築した夢野幻太郎とフリングポッセ、非常に面白いと感じています。これからも注目していきたいです。

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