最初に書かせていただきますが、ネタバレあります。
なので、「ネタバレはイヤ!」という人はここで回れ右してください。
うっかり内容が目に入らないように、ちょっと広告挟みます。
さて。本題!
MCD解散理由が描かれた、先月のマガジンエッジに掲載された『ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg』。
涙をこらえる左馬刻と、左馬刻の前でボロボロ涙をこぼす一郎があまりに切なすぎて、
3月号、ほんとうに待ち遠しかったーーーー!!!!
さっそく本日発売されたマガジンエッジ2020年3月号を読んだので、さっそくレビューしていきます!
乱数アンドロイド&複数体説、確定!
左馬刻がタバコを咥えて夜空を見上げるキレイな(モノクロなのがもったいない)表紙をめくった1ページ目から衝撃でした……!
勘解由小路無花果と乱数が会話する場面からなのですが、無花果に首尾はどうなんだと聞かれた乱数は
「あはは☆
順調順調!
なんせ、他のボクたちが
頑張って
くれてるからね~」
と回答!!!
まさかの、乱数の口から、乱数が複数いる説が確定しました……
そしてその後の二人の会話から、真正ヒプノシスマイクを使って空却と簓をマインドハックしたのは乱数だったけれど、「どんなマインドハックだったのか」は乱数は知らなかったことが明らかに。
無花果が「お互いのパートナーのことを嫌悪するように仕向けた」と乱数に伝えていたのです。
真正ヒプノシスマイクの仕組みが判明
というやりとりから、真正ヒプノシスマイクは、
あらかじめ誰かが「こういう風にマインドハックしろ」という情報(プログラム?)を組み込み、
誰かがそれを使ってラップをすることで、入力された情報通り精神に作用することが判明。
マイクを使う人の意思は関係ないことになります。
ということから、MCDを解散させたのは勘解由小路無花果で、乱数は「どうなるかはわからないけれど、命じられたからマイクを使っただけ」に過ぎなかったことがわかりました。
乱数の悔しさは、「自分の意思を無視されていること」?
その後、無花果が去った後、乱数は飴を噛みしめて「クソ……」とつぶやいている描写があります。
(おそらく)中王区によって作られ、管理されている乱数は、中王区の命令を聞かなくてはいけないけれど、それは乱数の意思に反していて、
誰かに命じられて動くことへの嫌悪や、自分の意思を無視されていることへの苛立ちなど、いろいろな感情が渦巻いているのかな、と……
ひたすら乱数が切ないコマ……
心の中で「らむちゃん……!!!!」と叫びました。
神奈備衢(かんなぎよつつじ)、乱数へ聞いちゃいけない質問をしてしまう
で、そのあと乱数はたまたま神奈備衢(かんなぎよつつじ)にバッタリ会うのですが、衢はこの前、「衢を知らない乱数」と街中で出会っています。
そして衢は乱数に「双子の兄弟はいますか?」と質問してしまうのです。
笑顔で否定したあと、舐めていたチュッパチャップス(?)の棒を投げ捨てて「行こ!」とその場を去る乱数。
けれど質問された直後の乱数の凍り付いたような表情に衢は気づいてしまうのです……!
私が好きなのは次!
衢、乱数が投げ捨てた棒を拾って後を追いかけるんです。
どこまでもいい子な衢……!!!
この回で、衢と寂雷が出会ったきっかけが衢の口から明かされていますが、「さすが寂雷が親代わりになって育てた子」だな、と!
ゴミのポイ捨てを許さない衢が、なぜ現代のヒプマイに登場しないのか、それが気になるよーーーーー!
左馬刻には様をつけなくてはいけない
先日発売されたCD『MAD TRIGGER CREW -Before The 2nd D.R.B-』のドラマトラック『All in the same boat』では、左馬刻はヨコハマのシマの人々から「左馬刻さん」と親し気に呼びかけられていますが、
コミックスでは、「空寂ポッセ」と「Mad Comic Dialog」のラップバトルの際、ステージに上がった左馬刻に観客が「左馬刻~」「かっこいい」と声をかけられると「呼び捨てにしてんじゃねえぞ!」「様をつけろや!」と怒鳴りつけています。
やっぱり左馬刻には「様」を付けなくてはいけないことが明らかになりました。
そして一郎は「照れてる」「かわいい」と客席のお姉さんたちに言われていて、ホッコリしました……
これぞ、MCD時代の二人……!
TDD(The Dirty Dawg)結成のきっかけが明らかに
今回の『ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg』はページ数も多くて本当に読み応えがありました!
このあと、寂雷&乱数VS左馬刻&一郎というラップバトルがかなり丁寧に描かれていて、それぞれのラップスキルの説明や、スピーカーの変化なんかも細かく描写されています。
左馬刻のスピーカーの横に一郎のスピーカーがドドンッと出てきた場面なんかはしびれましたー!
ラップバトルが本当に臨場感があって、それぞれが繰り出すラップも個性が出ていて「あーーーー、かっこいい!!!!」(語彙力)。
もうほんと……これ、音声付きで聞きたいよ……!!いつかドラマトラックになる!?もしかしてアニメ!?
待ちきれない!
バトルはMCDが勝った、ということで終るのですが、「俺たちはまだまだやれたはずだ」と納得しない左馬刻に対して、乱数と寂雷が「一緒にチームを組もう」と持ち掛けます。
左馬刻は今の世の中を
「クソをクソで煮詰めた最低な世界」
「戦争のない世の中になったが、真ん中にいる女どもに都合のいい世界になっただけだろ」と表現。
いやー、まさに今の日本と同じ……!と唸りました。さり気なく社会性のある話題混ぜてくるヒプマイ!
そして一郎が、「けれど、今の状況を誰かがまとめて秩序を作らないといけない、悪意のあるやつに支配されたくないから上を目指している」と後を引き継ぎます。
その一郎の言葉を聞いて、寂雷は「私たちとほぼ同じですね」と答え、
「この世界の平穏と秩序を取り戻すために」手を組むことを提案するのです。
……いかにも寂雷!!!!
けど、TDD結成のきっかけが、そんなちゃんとした理由だと思わなかった……!(ちなみに、本当に危険なことになっている地域もあるらしい)
そして1カ月でTDDは東日本を制覇、西日本に進出することがネットニュースで流れ、それを東方天乙統女が見ている、という展開に続くのです……!
いやー、もう、もう……!!!
最後には、天谷奴零と東方天乙統女がそれぞれの「息子」を話題にする場面もあり、そして最後のコマには……!!!!
これ以上は言えない!読んでとしか言えない!
あとは、寂雷も乱数にけっこうな爆弾発言をしていて、それに気づく洞察力のすごさはさすがだな、と思いました。
あの二人のやり取りにも注目。ここには書きません。
とにかくキレイな絵で描かれた彼らを見て……!
ちなみに4月号は休載、5月号から再び連載開始するらしいです。
ヒプマイのコミカライズだけが目的の人は、うっかり4月号買わないように注意ー!
ドラマCDが無料で聞き放題
Audibleがすごい!★★★★