Twitterで日々多くのゲーマー女子・オタク女子たちの動向を見ていると、「今、このゲームに注目している人が多いんだな」「このゲームにハマっている人が増えているな」というのを肌で感じます。
2020年前半、女の子たちが注目している女性向け・乙女向けゲームアプリについて解説します!
ツイステ、ヒプマイ、まほやくが人気ゲーム四天王を乱す!?
女性向けゲーム界では、刀剣乱舞、あんさんぶるスターズ、アイドリッシュセブン、A3!が「四天王」と呼ばれ……ていたかどうかわかりませんが、とにかく「不動の大人気ゲームタイトル」を長いこと保っていました。
2017年頃から「女性向けゲームアプリ市場がアツイ」と気づいたゲーム会社が続々女性向けゲームを作って参入しようとしてきましたが、A3!以降ことごとく失敗して撤退。
コロプラの「DREAM!ing」のように小ヒットを飛ばしたタイトルもありましたが、半年前後でサービスを終了するタイトルがほとんどでした。
その女性向けゲームアプリ界の勢力図がここへ来て塗り替えられようとしています。
新しく台頭してきた新勢力が
- ディズニー ツイステッドワンダーランド
- 魔法使いの約束
- ヒプノシスマイク -A.R.B-
です。
ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)
ディズニー ツイステッドワンダーランド(ツイステ)は、ディズニーが送る初の女性向けゲームアプリ。
ディズニーに登場する悪役に焦点を当てた育成ゲームで、「さすがディズニー」のクオリティの高さと、ディズニーファンにはたまらない「ディズニーらしい雰囲気」、そして一筋縄ではいきそうにないワルい要素をたっぷりまとった個性的なキャラクターが魅力的なゲーム。
新しく配信されたアプリは、ストーリーのごく一部しか公開されていないことが多いのですが、ツイステは最初からかなりボリュームの厚いストーリーが用意されていて、ユーザーがたっぷり遊べる下地が整えられていました。
ツイステ配信開始直後から、多くのユーザーが課金し、配信翌月の2020年4月の売り上げは約15億打と予想されています。
これは4月の女性向けゲームアプリトップの売り上げで、今後、女性向けゲームアプリ界を牽引する存在になることは間違いありません。
魔法使いの約束(まほやく)
コリーが贈る魔法使いの約束は、2019年年末に配信開始されたアプリで、じわじわと人気と知名度を上げてきています。
都志見文太によるツボを押さえた良質なシナリオと、こちらも個性豊かで魅力的なキャラクターが織りなす切なさをはらむ物語で、読めば読むほどハマる中毒性の高いゲーム。
ゲーム要素よりもノベル要素が強いゲームアプリです。
2020年4月は約1.3億の売り上げがあると予想されています。
ヒプノシスマイク -A.R.B-(ヒプマイARB)
3つのアプリの中で最後に配信が開始されたアプリで、2017年のプロジェクトスタート以降、社会現象になるほど熱烈なファンを集めてきたヒプマイ待望のアプリです。
これまでの女性向けコンテンツにはなかなかなかったダークな側面を持つキャラクターが多く、甘さが排除された世界観やキャラクター同士のやりとりが新鮮でした。
ゲームはノベル要素がありつつもリズムゲーム主体となっており、これまでに発表されてきたヒプノシスマイクの楽曲およびゲームでのみ公開されている新曲が楽しめる作りになっています。
ヒプマイARBでは、ヒプノシスマイク原作の世界観を踏襲しつつもオリジナルのストーリーが繰り広げられ、原作ではちょっと考えられない展開のイベントストーリーや、ディビジョンを越えたキャラ同士のやり取りを楽しむことができます。
ヒプマイARBは、2020年4月に約4億の売り上げがあると予想されています。
行く手を阻むあんさんぶるスターズ!!Music
さて、ツイステが公開される直前、大人気女性向けゲームアプリのあんさんぶるスターズ!!の音ゲーに特化したアプリ「あんさんぶるスターズ!!Music」が配信されました。
これまでのアプリがBasic、音ゲーがMusicで、世界観や登場するキャラは同じなのですが、Musicでは自分が選んだキャラが歌い、動く3Dアニメーションを見ることができるのが新鮮かつ驚きです。
まさに、こんなMVさながらの映像が音ゲー画面の背景に流れ、しかも自分の選んだキャラクターの組み合わせで見られるという、ファンにはたまらないアプリ。
音楽のクオリティの高さも後押しし、あんスタ!!はこれまになく盛り上がっています。
あんスタ!!Musicの2020年4月の売り上げは約14億円と予想されており、Music配信開始後は、ツイステと並び女性向けゲーム界のトップに駆け上がりました。
売り上げ予測から見る、女性向けゲームアプリランキング
ここでは、セルランが公開しているゲームアプリを売り上げをもとに、今、どのゲームの売り上げが大きいのか、人気が高いのか、注目されているのかを見ていきます。
セルランによると、2020年4月の女性向けゲームタイトルの売り上げランキングは以下の通り。1億円以上の売り上げがあると予想されているタイトルのみ抽出しています。
- ディズニー ツイステッドワンダーランド 14.62億
- あんさんぶるスターズ!!Music 13.70億
- ヒプノシスマイク-A.R.B- 3.98億
- アイドリッシュセブン 2.37億
- あんさんぶるスターズ!!Basic 2.23億
- A3! 2.31億
- うたの☆プリンスさまっ♪ 1.89億
- イケメン戦国 1.44億
- スタンドマイヒーローズ 1.34億
- 魔法使いの約束 1.29億
- 刀剣乱舞 1.27億
- アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE! 1.05億
ツイステ、あんスタ!!Musicが独走、ヒプマイ、アイナナ、あんスタ!!Basic、A3!がそれを追う展開に。
従来からの根強いファンを持つうたプリやイケメン戦国、スタマイ、とうらぶ、SideMがそれを追い、そのなかに最近配信されたタイトルであるまほやくが入り込むという構図になっていました。
とうらぶに関しては、アプリ版Online-Pocket-のみの集計なので、ブラウザ課金は加味されていませんが、この春を境に女性向けゲームアプリの勢力図が塗り替わったことがわかります。
一通りプレイしてみて思うのは、ツイステとあんスタはアプリの充実度もすごいということ。
ヒプマイはカードのストーリーがなかったり、公開されているメインストーリーのボリュームがまだ少なかったりと、アプリの充実度が今一つの感じが否めないのが残念です。
今後もしばらくはこの勢力図が続きそう。
この力関係を崩すのは、どのアプリなのか……
ワクワクしながら動向を見守りたいと思います。
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