2023年3月28日から配信が始まった「イケメンヴィラン」。
サイバードの最新シリーズで、悪役をテーマにした恋愛ノベルゲームです。
さっそく「イケヴィラ」をプレイしてみました。
他のイケメンシリーズとの違いを比較しながら、イケヴィラをレビューします。
舞台は19世紀のロンドン、ヒロインは郵便局の配達員
イケメンシリーズ、イケメン戦国やイケメンヴァンパイアは「ヒロインが異世界(過去)へトリップしてしまう」という設定ですが、イケヴィラはヒロインが「その世界の住人」です。
ヒロインは郵便局の配達員を務める若い女性。
お給料を少しずつ貯金して、数か月に1回、観劇に行くのを楽しみにしています。
そんなヒロインが手紙の配達に行った先の高級住宅地のお屋敷で、『彼ら』に出会うわけです。
で、見ちゃいけない光景を見てしまったヒロインは、命を助けてもらう代わりに1か月、『彼ら』の記録を残す「おとぎ師」の役割を請け負います。
おとぎ師として記録しつつ、その中でもともに行動する男性を選んで親しくなっていく……
というストーリーです。
さすがサイバード、イラストのきれいさは文句なし!
こちらがゲーム中のキャラの立ち絵なのですが、このクオリティがずっと続きます!
イケメンシリーズはどのシリーズも絵がきれいで絶対と言っていいくらい崩れることがないのですが、イケヴィラもしかり。
アプリのタイトル画像、公式サイトのキャラ紹介の絵がずーっと続くので安心して画面を見ていられます。
イケヴィラのキャラクターデザインを担当されたのが、イラストレーターの夏目レモンさん。
いよいよリリース開始です!
何卒よろしくお願いします🦋 https://t.co/pBOVomY9Jw— 夏目レモン (@Natsume_Lemon0) March 29, 2023
女の子も男の子も、とても繊細で魅力的なイラストを描かれるんです。
— 夏目レモン (@Natsume_Lemon0) February 5, 2023
イケヴィラのキャラ紹介
さてさて、そんな夏目レモンさんが書かれたイケヴィラのキャラはこちら!
ウィリアム・レックス(CV立花慎之介)
ヒロインが最初に会うヴィラン。礼儀正しく美しいアルビノの紳士。
ハリソン・グレイ(CV杉山紀彰)
飄々としたとらえどころのないイケメン。
セリフの傾向とキャラのイメージカラー(薄荷色)のせいもあって、まほやくのネロを彷彿させます。
リアム・エヴァンス(CV西山宏太朗)
人懐っこいイケメンの青年、実はヒロインは彼を知っていて…!?という意外性がある設定です。
エルバート・グリーティア(CV大塚剛央)
超美形で無口な貴族のご子息。
アルフォンス・シルベチカ(CV斉藤壮馬)
礼儀正しいけれど、どこか不安さ・怖さを感じさせる紳士。
ロジャー・バレル(CV江口拓也)
数いるヴィランのキャラの中でも、最も骨太で「普通の人間」ぽい雰囲気があるものの、話すと警戒すべき相手だという感覚を覚えさせるキャラ。賢い。
ジュード・ジャザ(CV竹田海渡)
関西弁キャラ。CVの竹田海渡さんは大阪出身なので自然な関西弁です。エセ関西弁がダメな関西人でも彼なら大丈夫! 冒頭ではかなり親しみにくい雰囲気。
エリス・トワイライト(CV佐藤元)
「末っ子」と呼ばれている、無口で淡々としたキャラクター。純粋そうな雰囲気があって、個人的にはかなり気になっています。
ヴィクトル(CV高橋広樹)
かなり癖のある性格の、ヴィランたちのまとめ役。
プロローグはフルボイスなのですが、しゃべっているヴィクトルがアイナナの月雲 了にかなり近くて、めっちゃゾクゾクしました。了さんのあのいっちゃってる感じが好きな人なら、「わぉ」って思わず言っちゃうのでは…。
私はすっごい好きです。
イケヴィラは「姫磨き」がなくてラク!
イケメン戦国も好きなのですが、私は「姫磨き」が苦手。
相手を選ぶのとか、大成功にならなかったりとか、細かいことで「面倒くさい…」と思ってしまいます。
イケメンヴィランには他のプレイヤーと競うようなシステムはなくて、ただ「エスコート」という、キャラと一緒にお出かけするみたいなボタンを押すと、一緒にエスコートに行ったキャラの親密度が一気に上がる仕組みになっており、親密度が一定数に達すると彼とのストーリーが読める仕組みになっています。
5人設定できるパーティーのうち、2つがブランクで鍵がかかっているのは、アバター魅力が一定数にならないと解放されないため。
1つはアバター魅力3000以上、もう一つは1万以上となっているので、積極的に課金してガチャを回す人でなければ、なかなか解放は難しそうです。
とはいえ、ホームから「エスコート」ボタンを押すだけで簡単に親密度が上がるで、ラクはラク!
時間をかけずサクッと遊びたい人には本当に向いていると思います。
1話分のストーリーが短くて読みやすい!
イケメンシリーズは毎日5話分のストーリーチケットがもらえます。そこはイケヴィラも同じ。
違うのは、1話分が短くて読みやすいというところ!
イケメン戦国もイケメン革命も1話が結構長かったイメージがあって(長いとたっぷり世界を味わえるからうれしいのですが)、疲れていて早く寝たい日なんかは
「今から読んだら確実に途中で寝落ちして、翌日、どんなストーリーだったか全然覚えてない」
ということになるのが目に見えていたり
「今からあのボリュームの5話分を読むのはちょっとしんどい…今日疲れてるし」
となって、結局読まない・ログインしないままに日にちだけが経過してしまうということがあったんですよね。
ところが、イケヴィラは1話のストーリーが短い!
なので、本当にサクサク、あっという間に5話分が読み終わります。
5話読んでも10分かからないくらいの体感です。
けれど短いからといって中身がないわけではなく、その短い中にうまいこと事件やときめきやキャラクターが分かる情報が詰め込まれていて、短い5話でもちゃんと話が進むんです。
これは読みやすい。
イケメンヴィランは、ゲームアプリにあまり時間を取られなくない人、短い時間でサクッと遊びたい人におすすめです。
ちなみに私は今、ハリソンでプレイしているのですが、全26話。うまくいけば無課金でも26日で読み終わる設定になっています。
物語のエンドは2パターンあり、どちらのエンドに辿りつくかは、ストーリーの途中の選択肢で決まるのは他のイケメンシリーズと同じです。
プロローグがフルボイス!超豪華声優が共演
先ほどのキャラ紹介でも書いたように、イケヴィラは人気声優が勢ぞろい。
そして、プロローグはなんとフルボイスとなっています。
プロローグだけでもかなり楽しめるので(特に、ヴィクトルの高橋広樹さんの演技が絶品)、これを聞かない手はありません。
ただ、本編の1話に比べてプロローグは少し長め。
なので、時間があるときに聞いてほしいのですが、かなり充実した内容で単純におもしろかったです。
おすすめ!!
2023年4月時点、攻略対象キャラは3人
イケヴィラはリリースされたばかりなので、現在の攻略対象キャラはウィリアム、ハリソン、リアムの3人だけです。
ヴィクトルを攻略したかったので「やっぱりまだか~」という気持ちがあった一方、じゃあこの3人で楽しむか!と気持ちを切り替えてハリソンを選択しました。
ハリソンでイケヴィラ攻略中!
このハリソン、かなり魅力的なキャラクターで(いやいや、イケメンシリーズに出てくるキャラはみんな魅力的ですが)
え~、いい、かなり好き……
ってなってます💓
最初は声優さんが同じかつキャラのセリフが似ている部分もあって、なんとなく魔法使いの約束のネロを彷彿していたのですが、もちろん違うキャラなので読み進むうちに自分の中に「ハリソン」像が出来てきて、ハリソンとヒロインのやり取りを楽しんでいます。
そうそう、イケヴィラはヒロインもいい感じです。
強気すぎるわけでもいじいじしているわけでもなく、女性プレイヤーの共感を得やすい「素直でまっすぐで一生懸命なヒロイン」となっていて、違和感と抵抗なく読み進められます。
イケメンシリーズの中ではかなり好きです!(正直、イケメン革命のアリスは苦手でした…)
そんなこんなで、しばらく「寝る前のくつろぎタイムにイケメンヴィラン」を楽しもうと思います!

ゲーム好きなオタク女子↑20、妄想しがちです。新しいゲームを見つけたらやってみる派。絵柄のきれいさ大事。ちょいエロがあったほうが燃えるよね。