声優のたまご(声優志望)、外見はどのくらい気を使えばいい?

「声優は声の仕事だから、見た目はそれほどじゃなくても大丈夫」

そう思っている人がいるかもしれませんが、それは昔の話。

今は外見も非常に大切です。

外見をウリにしない声優を目指すとしても、「好感を抱きやすい外見」で自分をプロデュースすることを忘れてはいけません。

声優はマルチタレント化している

誰もが分かっていると思いますが、最近の声優はアイドル化・マルチタレント化しています。

仕事の数や事務所への所属のしやすさ、求められるレベルを考えると、アイドルのほうがずっと「なりやすい」「なれる確率が高い」と言えるでしょう。

声優は、声の演技ができて当たり前。

さらに、顔出しはほぼ必須。

若手声優の登竜門になりつつあるアイドル系のコンテンツにキャスティングされれば、歌もあり、

イベントやライブでは踊りもあり。

ある程度人気が出てくるとラジオ番組を持つこともあるので、トーク力も必須。

芝居ができ、歌えて踊れて、MCが出来てプラスα何らかの特技があり、SNSを適度に更新して……と、求められるものが非常に多いのです。

イベントやライブに出るとなると、当然”見た目”も求められます。

美人やハンサムならそれに越したことはありませんが、ある程度「普通」または「普通だけれど感じがいい」「なんか好き」と思われる要素が必要なのです。

デブ・不細工は声優になれない?

絶対無理ではありませんが、「ただのデブ」「ただの不細工」だと活躍するのは難しいでしょう。

実際、事務所に体の大きな方や一般的な「美人」「美男子」から遠い方が所属(順所属、預かり)していることもありますが、仕事がもらえず飼い殺しにされているケースをいくつも見ています。

最近はキャスティングする側も、顔出しありきで考えることが多いです。

また、同じくらいの実力の声優が複数いた場合、選ぶ側も人間ですから、「外見の良さ」で選ぶこともあるでしょう。

けれど、「キャラクターの立った」デブ・不細工なら可能性はあります。

ケンドーコバヤシさんや天野ひろゆきさん、森三中や渡辺直美さんのように、魅力的なキャラクターが確立され、それが全面に押し出されていればよいのです。

むしろそれが、その人のアイコン・魅力になるかもしれません。

そこまで計算して演じられるなら良いのですが、そうではない場合はダイエットに励み、自分をいかに魅力的に演出できるかを計算しなければ、生き残ることは難しいでしょう。

美人・美男でなくていいから、「感じのいい人」をめざせ

とは言っても、持って生まれた容姿をいきなり変えるのは大変。

美容整形できる費用があれば良いのですが、養成所や各種レッスンに通う声優志望者や若手声優にはそんな金銭的余裕もないでしょう。

それなら、せめて「好感を持たれる人」になりましょう。

清潔感のある髪型・服装

何より大切なのは清潔感です。

毎日シャワーを浴びて髪と体を洗うのはもちろん、服も洗って「襟や袖が真っ黒」なんてことのないようにしましょう。

髪の毛が伸びすぎていたり、ボサボサになっていたりはしませんんか。

1,000円カットでいいので、適度に髪型を整え、人と会う前は整髪料でアホ毛が出てこないようにセットしてください。

また、白髪をそのままにしていませんか。

中途半端に白髪があるのはみすぼらしく見えます。

白髪染めやマニキュア、ヘナで髪を染めましょう。

服に毛玉が浮いていたり襟がヨレヨレになっていませんか。

着古した服は捨てて、プチプラの服で良いので少しだけ流行を意識した格好をしてください。

きれいな靴

本人は気にしていなくても、意外とみられているのが”靴”。

スニーカーならこまめに洗ってきれいな状態を保ち、革靴なら自分で磨く習慣をつけましょう。

ボロボロの靴、汚れた靴を履いていると、それだけで「残念な人」になってしまいます。

肌をきれいに

少し前に「美人の正体」という本が流行りましたが、それによると、顔が左右対称で肌がきれいな人を、人は「きれい」「かっこいい」と感じるそうです。顔の左右差は女性ならメイクで調整できるはず。

肌はニキビやシミがない状態がベストです。ニキビを早く治すには皮膚科を受診するのが一番。シミも皮膚科で相談すればレーザーで取ってもらえます。どちらもそれほど費用は掛からないので、近所の皮膚科で先生に相談してみてください。

また、女性はムダ毛にも気を使いましょう。腕、うなじ、足、けっこう見られています。こちらも、今はそれほど費用が掛からずに脱毛できるので、早いうちに対応しておくと良いでしょう。

【東京&横浜】10万円以下の医療脱毛4選

声優に歯並びは重要か

歯並びが悪くても活舌がよく、きれいに発音できていれば問題ないとこれまでは考えられていました。

実際に90年代や2000年代頃は歯並びが悪い人気声優もいましたが、今は「見た目重視」。歯並びがいいに越したことはありません。

また、歯並びを治すときれいに発音しやすくなるというメリットもあります。

歯並びは一生モノですから、医療ローンを組んでも早めに治しておくことをおすすめします。

普通の歯科と矯正歯科は全く違います。選ぶ際は、「矯正歯科専門医」が治療をしてくれるクリニックや「矯正歯科専門のクリニック」を。

矯正歯科まとめ

より素敵な自分を演出するなら

パーソナルカラー、骨格、顔タイプに合った洋服やアクセサリーを選ぶと、びっくりするくらい変わることがあります。

カウンセラーとマンツーマンでの診断になるので少しお金はかかりますが、ここで得た知識は一生モノ。

パーソナルカラーも骨格も顔タイプも一生変わることはありません。

より上を目指す人は、プロの診断を受けてそれに沿って服を選んだり髪型を変えたりしてみて。

顔タイプ診断を受けたい!東京都内のおすすめサロン8選

声優としての実力が一番だけれど、同じ実力なら「見た目がいい人」が選ばれる可能性が高い

もちろん、きちんと演技ができる、求められる内容に応えられることが大事です。

けれど「声優になりたい人」や「若手声優・新人声優」が飽和している現代では、同じくらいの実力で、でもチャンスがなくてくすぶっている人がたくさんいます。

なんなら、実力は高いのに「仕事が取れない」と悩んでいる人も多いのです。

そのなかで抜きんでるためには、「見た目を磨く」ことも大切。

同じようにくすぶっている仲間を見て安心するのではなく、すでに売れている人・人気が出ている人を見てそれを参考にしましょう。

売れている人はどんな髪型でどんな服を着ていて、どんな振舞いをしていますか。

髪がボサボサだったり、ヨレヨレの服を着ている人はいますか。どんな体系でどんな姿勢をしているでしょうか。

どんな表情で、どんな話題でしゃべっていますか。

それを見て、良い部分をどんどん自分に取り入れるのです。

上を見て努力をし続けた先に、夢見た世界があります。

諦めないで!

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